食事制限をすれば体重は減りますか？

食事制限だけで痩せても大丈夫ですか？食べる量を減らせば体重が減ると思っている人は多いですが、すぐに体重が戻ったり太ったりしてしまいます。実は、これは栄養失調が原因です。オーストラリア人のエリカさんはミス・ユニバース・ジャパンの栄養士です。著書『世界一美しい女性になるためのダイエット法』では、エリカさん自身の減量法と、美しくなるための食事に関する68の秘密を明かしています。

冷え性を改善し、脂肪を燃焼

東洋人は体質が弱く冷え性の方が多く、欧米人に比べて筋力が弱く、栄養の吸収や血液循環も悪く、脂肪を燃焼しにくいです。彼女は、虚弱体質や冷え性を改善するには、より多くのタンパク質を摂取し、血液循環を最適化する必要があると考えています。

まず、タンパク質を多く摂取する必要があります。タンパク質は筋肉の成長を促進するだけでなく、人体がタンパク質を消化するときに熱を発生させ、虚弱体質や冷え性を改善します。また、生姜茶をたくさん飲むと体の冷えも改善されます。より良い結果を得るには、紅茶やスープに生姜を加えてください。

第二に、良質な脂肪を摂取しましょう。良質な油脂は血行促進に効果があり、体の冷えを改善するのに大切です。

繰り返しますが、毎日運動するようにしてください。例えば、寝る前にベッドに横になり、足を壁に対して垂直に立てかけ、10分間休んでリラックスすることで、血液の循環を促進し、体の浮腫を軽減します。

最後に、エッセンシャルオイルマッサージ、温冷交互シャワー療法、ミニトランポリンでのジャンプなどは、いずれも血行の改善に役立ちます。中でも、足に温水と冷水を交互にかけ、これを5回繰り返すと、リンパ系を整え、体内の毒素を排出するのに役立ちます。

バランスの取れた食事、たくさん食べても太らない

「食事制限は『羊の皮をかぶった狼』です。体重は減りませんが、太ってしまいます。」著書の中で彼女は、多くの女性がほとんど食べないのを見て、体重を減らしたいなら食べる量を減らすべきだと考えていたと述べている。しかし実際には、食事を過度に制限すると、体重を減らすのが難しくなる。

なぜ？脂肪を燃焼するのは筋肉なので、正常な筋肉の成長を維持するには十分なタンパク質が必要です。つまり、体重を減らすために食べる量を減らせば、タンパク質の摂取量が減り、筋肉も減り、脂肪を燃やす力が弱まります。その結果、体重を減らすことがますます難しくなり、脂肪の代謝もどんどん遅くなります。今は明らかな体重増加の兆候がなくても、数年後には体の脂肪燃焼能力が非常に低下し、体重が増えやすくなります。逆に食べる量が減ると炭水化物も減ってしまい、体は常に空腹状態になり、一度摂取した食べ物は脂肪として蓄えられてしまいます。脂肪は蓄積され続けますが、体の脂肪を燃焼する能力は著しく不十分であり、太り続けます。

「毎食、一定量のタンパク質、適量の穀類と野菜、少量の良質な脂肪を確保しなければなりません」。これは、ミスコン決勝に出場した出場者に対する食事指導だ。「毎日の食事の量と質をしっかり確保するようにお願いしました」。バランスのとれた食事をとれば、たくさん食べても太りにくいと彼女は信じている。