女性は甘い味覚を持って生まれる

体型維持に努める私にとっては、憎らしくも嬉しい、美味しいパン屋さんを見つけました。ティラミス、チョコレートムース、日本やドイツのチーズケーキなど、さまざまなケーキを注文できるので、そこに行くたびに、おごるという口実で友達を連れて行きます。食欲を満たすと同時に恩恵も得られるように、いろいろなものを少しずつ試してみましょう。

これらのお菓子を見たら、すべての女性が同じ反応を示すことは間違いありません。誰もがその誘惑に抵抗できないのです。甘いものを自由に食べられる女性は、どれだけ自分を甘やかしているのだろうと、ときどき思うことがあります。甘いものを食べるとき、彼女は小さなお姫様のようで、誰にも媚びる必要がありません。彼女は自分の小さな世界に住んでいて、まるで風味豊かなチーズを口に含んでゆっくりと溶けていき、とても満足しているようです。

大きな瞳の美しい彼女は、三食空腹に耐えることに成功しました。私が彼女をパン屋に連れて行くと、彼女の防御は徐々に崩れていきました。彼女はまずイチゴケーキを一口食べました。ほんの少しだけ、彼女の目に無邪気な光が輝きます。彼女を見ていると、少し苦しくなります。そして、彼女はあれこれ試し、舐め、そして、いつの間にか全部食べてしまっています！

何てことだ！なぜ肥満で私たちを罰するのでしょうか?甘いものを食べるととても幸せな気分になり、たとえ誰にも気にかけられなくてもまったく怖くありません。しかし、太ることを考えると、美しい服を着ることができなくなるのではないか、愛する男性が他のスリムな女性に目を向けるのではないか、そして、形が崩れた体型によって魅力が失われ、優雅さが消えてしまうのではないかという不安が湧いてきます。なぜ私たちは、甘いものを食べるときは、最も自分勝手な味にふけることができるのに、太ることを考えると、自分を見失ってしまうのでしょうか。

しかし、私は、絶品のデザートがなければ、私たちの生活指数は著しく低下し、女性であることの喜びは硬直したものになってしまうと信じています。もしある日、この出費が私の経済状況から消えてしまったら、私はきっと病気になったか、味覚が衰えたか、完全に年老いてしまったのだろうと思うでしょう。食欲をコントロールできる人は幸せになれるのか、あるいは欲望を麻痺させる人は自由になれるのか、私はいつも疑問に思っていました。

私たちの幸せは、甘いものを楽しむ機会を自分に与えることができるかどうかにかかっています。周りの男性は私たちの神経症を許すことはできても、決して同情はしてくれません。女性が優しい性格で生まれてきたのなら、残念ながら私たちはこの酸っぱい世界に生き、軽いマゾヒズムに苦しんでいるのです。